今日は「牛の尻尾」
今日の座右は皆さんなじみのある 「井蛙は以て海を語るべからず」いせいは以て海を語るべからずです。
井戸の中の知識しかない蛙に海の事を語る資格の無いことを
いったものですが、似たような格言で「井の中の蛙大海を知らず。」
といったほうが皆様よくごぞんじではないでしょうか。
我が知識 我が物指しをもって世を測ることの愚かさを
戒めた語句であろうかとおもいますが、えてして人間は
知識を得れば得るほど傲慢ぶそんになりまして、そんな狭量なる知識がむしろ仇となり
海の広さ深さを知る機会をのがしてしまうようなことがよくあるのではないでしょうか。
能ある鷹は爪を隠し、また実るほど頭を垂れる稲穂のように謙虚さが
よろしいようであります。また外国では
「地獄にいる者には天国がどんなところであるか、わからない」と
いうようなものもあります。これをいった人にたいへんきょうみがわいてきますけど・・・また
知識豊富なある人に出会った弘法大師空海が、その人を指して牛の尻尾の様な人だなと、
いったそうです。そうするとその人がどうして私が牛の尻尾なんだと、頭から湯気を出して大師につめよると
空海はこう言ったそうです、「あなたはたいへんモウの尻ですね」だそうです。
ひけらかす知識はいただけませんね。
皆様の周りには「牛の尻尾」さんはいませんか。
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